プライベート AI 統合
AI の最後の一区間を担います。
お客様自身のシステム(データベース、API、ファイル共有)に問いを投げて答えを返す AI エージェントを構築します。動かす場所はポリシーが許すところ——お客様のハードウェア上、承認済みのホスト型モデル、あるいは当社による完全ホスティング。モデルは元から難所ではありません。それを既存システムへつなぎ、セキュリティ審査を通すことが難所です。
モデル選定、プロンプト設計、ベンチマーク。デモ映えする部分です。
配備、統合、セキュリティ審査。実際に本番に載る部分です。
2 分半、実際に動いている様子
エージェントに普通の言葉で質問を投げます。渡していないデータベースのスキーマを自分で発見し、クエリを自分で書き、答えを返します——その後、ネットワークから何が出たかを確認します。コマンドも出力も、すべて実物です。
動画は当ドメインから配信しており、埋め込みではありません——第三者プレーヤーもトラッキングもありません。
AI の PoC が頓挫する理由は、モデルの品質ではありません。
境界で止まるのです。人が業務で依存する段階に近づくほど、論点は精度ではなく「データがどこへ行くのか」に移ります。
データが行ける範囲
多くの組織では承認済みのモデル提供事業者を使えます。それが最短経路です。しかし一部のデータはそうはいかず、その時点で大半のベンダー参照アーキテクチャは 1 ページ目から使えなくなります。当社はどちらでも構築します。
システムは内側にある
自動化する価値がある業務はファイアウォールの内側で動いており、そのホストは受信接続を一切受け付けません。今後も開放されません。
誰かが承認印を押す
審査担当者は、データの流れ、復号できる主体、記録される内容を必ず問います。曖昧な回答はプロジェクトを終わらせます。
提供内容
ポリシーが許す場所でモデルを動かす
データを本当に社外へ出せない場合、ローカル推論によってすべてをお客様のハードウェア上に留めます。ポリシーが承認済み事業者を許すなら、そちらの方が速く精度も高く、プロンプトはお客様と当該事業者との契約に基づいて送信されます。ユースケース単位でお客様が決めることであり、当社側の制約ではありません。
ポートを開けずに内部システムへ到達する
送信方向のみのトンネルとリバース SOCKS により、エージェントは内部サービスへの経路を得ます。受信側を開放する必要がないため、新しいファイアウォール規則を通すための交渉も不要です。
業務が実際に行われる場所に置く
コマンドライン、デスクトップ、モバイル、そしてエンドツーエンド暗号化されたチャット。Model Context Protocol 経由でお客様のシステムへツールアクセスします。
自社スタックの上に構築
他社 API のラッパーを再販しているのではありません。提供基盤は Kavilo——当社が自ら書き、保守しているソフトウェアです。だからこそ、お客様に製品へ合わせてもらうのではなく、配備方法そのものを制約に合わせて変えられます。
- 単一バイナリ
- 静的リンク済みで、他に何もインストールする必要がありません。インターネット接続のないホストへコピーするだけで動きます。
- プロバイダ
- ローカル推論(Ollama または vLLM)とホスト型 API(Anthropic、OpenAI、Gemini、DeepSeek)を単一インターフェースで扱い、その間にリトライとサーキットブレーカーを備えます。
- ツール
- ファイルシステム、シェル、Web、検索の各ツール。加えて stdio と streamable HTTP による Model Context Protocol クライアントで、お客様のサービスへ到達します。
- メッセージング
- サーバーが平文を一切保持しないハブ。X3DH と PQXDH による鍵合意、Double Ratchet、グループ用 sender key、sealed sender。
- ネットワーク
- 送信方向のみの HTTP トンネル、および TLS または QUIC 上の双方向 SOCKS5。
- ソースコード
- 非公開。第三者によるコード監査とソースコードエスクローは、いずれもご要望に応じて有償オプションとして手配します。
着手の進め方
3 段階で、どの段階の後でも中止できます。多くのお客様は「評価」から始めます。当社の実力を最も安く見極められる方法だからです。
評価
データがどこへ行けて、どこへ行けないのか、価値がどのシステムにあるのか、審査担当者が何を求めるのかを整理します。範囲固定・費用固定。最終成果は、お客様に帰属する書面のアーキテクチャです。その後当社と続けるかどうかは問いません。
配備
構築します。お客様が選んだトポロジー、内部システムとの接続、現場が実際に使う画面、そして引き渡し時の運用手順書。
運用
バージョン更新、モデルとプロバイダの変更、そして変更ごとに再実行する受入テスト。挙動を仮定ではなく計測で扱います。
動かし方は 3 通り
データを本当に社外へ出せない場合は、完全にお客様のハードウェア上で。ポリシーが既に許しているなら、お客様の環境で承認済みホスト型モデルを——多くの組織はこちらです。成果だけが欲しくインフラを持ちたくない場合は、当社による完全ホスティングが最短です。その場合、データはお客様のシステムに置いたまま範囲を限定した読み取り専用アクセスで参照するか、当社側へ複製するかを選べます。どれが必要かは当社から申し上げます。それが最も安い選択である場合も含めて。
ゴール
モデルではなく、境界から始める。
「評価」は範囲固定・費用固定で、お客様に帰属する書面のアーキテクチャを成果物とします——その後続けるかどうかは問いません。